「ママーとなりの人泣いてたよ?」
「お前がママになるんだよ」
先週のリステ3rdライブの熱が冷めぬ間に始まったリステップ温泉イベント。ランキング上位報酬はおそらく今回が最後になるであろう花守さんが声を当てた陽花。こんなん走るしかないやん。
……イベント内容を詳しく確認。陽花もらえるの上位100人だけって鬼か。
俺は止まらねえからよ
まぁそれは置いといて、気になっていた映画「 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ 」を観てきました。←いやイベント走れよ
すみっコぐらし自体は前々から知っていたし可愛いのでグッズもちょいちょい持ってはいたんですけど、キャラクターの名前とかは全く知らず、
「目立たずすみっコに集まるのが好きなかわいい生き物たち」
くらいの認識でした。
あれこれ俺らじゃね?←鏡見て来いよオタク
正直映画になってたことすら最近まで知らなかったんですが、ツイッター見てたら「子供と一緒に見に行った親が感動」とか「めちゃくちゃ泣ける」とか「虚淵展開」とか意味不明な感想がわんさか流れてきて気になったのでライダーの前売り買いに行くついでに観ることに。
いや気になるじゃないですか。すみっコぐらしの絵で泣ける虚淵展開ってなんぞやと。
映画館はほぼ満席。観に来ているのは家族連れやカップルがほとんど。アウェー感の中何席か離れたところに一人で来ているおっさんを発見。一方的にシンパシーを抱く。3月のプリキュア映画予告に沸く女児などに癒されながら上映開始。
ほんとにめちゃくちゃ泣けた。
舐めてましたすみっコぐらし。序盤から中盤は彼らの可愛さに癒され終盤怒涛のエモさに包まれました。←このオタクほんとちょろいな
まず映画が始まって驚いたのが音声。しゃべるのはナレーションのみで、すみっコたちの台詞はみな字幕なんですがこれがいい。
すみっコたちの感情が、小さな動作、表情、短い字幕だけで、すごく豊かに伝わってくるんですよ。
特に終盤、ひよこがすみっコの仲間たちに優しくしてもらったことを思い出して涙がホロリと出るところとか、絵だけで言えば目の下に水色がちょんって足された程度なのに、ひよこの想いが凄い勢いでこっちに溢れてくるんですよね。
ナレーションの使い方も絶妙でした。最初はすみっコたちのキャラクターを解説したり(このコーナーがあったおかげでキャラの設定も名前も全然知らなくても問題なかった。めちゃくちゃありがたかった。)、すみっコたちの行動にいちいちツッコんだりして笑わせてくれるんですけど、クライマックスではほとんど喋らなくなるんですよ。音を取り払って、画面の中のすみっコたちの動きに引き付けられたおかげで、あの怒涛のエモさが生まれたんじゃないかなって思います。
そして、私が一番よかったと思うのが物語の結末、ひよこの救済です。
ひよこの正体と別れの運命にあることに関しては、冒頭からそれらを匂わせるシーンがあったので気付いてはいたのですが、最後に残されたひよこへの救いは、すみっコたちが絵本の中に入って様々な物語がつながったことによって、ほかの物語のキャラクターと友達になるとかそんな感じかなと思ってたんです。
実際はもっともっともっと優しい世界でした。
EDで絵本の中のひよこが、すみっコたちを模したひよこたちと仲良く過ごしているを見てまた涙しました。というかEDが一番破壊力高かったです。もうこれ情操教材ですよ小学校の道徳は一刻も早くすみっコぐらしを教科書に載せるべき。
本当にいい映画でした。前評判のせいで結構ハードル上がった状態で見たんですけど満足度最高でしたね。虚淵展開ってのはまぁ「友達ができた!」→「いっしょに行けない…」って上げ落としのとこだろうなぁと理解はできますが、ちゃんと最後に救いがあったのでそこまででもないんじゃないかなぁと。私はとても優しい気持ちで映画館を出ることができました。
あと今日うれしかったことがあってですね。天気の子かなんか観に行ったとき隣に幼女が座ってたんですけど私が来たらその子のお母さんに席替えられちゃってですね…。今回隣に座ってた家族連れ、私が幼女の隣の席になってもそのままでいてくれたんですよ。社会的人権を手に入れた気がしました。ありがとうございました。