「東京の小学生ヤバない？」
新海誠監督作品「天気の子」を観てきました。
最近はゴジラ４回観に行ったりガルパン最終章やフレームアームズ・ガール観に行ったりで映画館に足を運ぶことが多かったのですが、宣伝が「君の名は。」のときとは比較にならないくらい流れていて自分の中でハードルが勝手に上がりまくり。
基本ひねくれたオタクなので「これだけ宣伝しといてほんとにおもしろいんか？君の名は超えるんか？」みたいな期待と不安入り混じった謎の上から目線状態で観に行きました。←うわめんどくさいオタク
観終わった僕「最高やん…」←いつも通りやんけ
とにかくですね。
帆高くんが世界の形よりも陽菜さんを選んで救い出したのが最高なんですよ。
「救おうとした」ではなく「救い出した」のが重要ね。←細かいことに全力でこだわるオタク
いわゆるセカイ系の作品って、主人公とヒロインの関係性に世界の命運が左右される展開が常だと思うんですけど、ヒロインが主人公と主人公のいる世界を守るために犠牲になったとか、主人公はヒロインを守ることを選んだけど世界は滅びましたとか、ロクなことにならないENDが多いじゃないですか。それがセカイ系作品の魅力でもあることはわかっているんですけど、作品を通してキャラクターに感情移入してしまった側としては、どうしても二人には幸せになってほしいと願わずにはいられないんですよ。
警察に補導されかけ逃げ込んだホテルで過ごした夜、帆高くんが「神様どうか僕たちから何もひかないでください何も足さないでください…」みたいなこと願ってたり、須賀さんが世界の命運と１人の女の子の犠牲なら犠牲を選ぶだろみたいな話してたりで、もう完全にフラグだと思って嗚咽を漏らしそうになってましたが、「青空よりも俺は陽菜がいい！」のところは心の中でガッツポーズ決めましたね。
結果的に帆高くんの選択で東京水没という甚大な被害が出てしまったわけで、３年後の話は帆高くんの贖罪のシーンでもあったと思うのですが、須賀さんの世界はもともと狂ってた発言や、おばあちゃんの元に戻っただけって話、そしてなにより二人の再会がその選択を肯定的に描いていて本当に良かった。セカイ系の主人公って結局最後まで後悔を重ねつつも前に進んでいくしかないって印象が強かったんで…。
ヒロインの陽菜さんは真っ当にかわいい女の子が来たなーという印象でした。ホテルで風呂に入ってるシーンは一瞬でしたがものすごい破壊力でしたし凄く好きになれるキャラクターなのですが、三葉ちゃんに比べるとパンチ力は落ちるかなと。
まぁ唾液で酒作ったり男性の体に入っておちんちん弄りに目覚めたりする三葉さんがやべーだけなんですが。←後者はお前の妄想だからな？
それよりやべーのは凪センパイでしょう。というかこの映画に出てくる小学生がどいつもやばい。
最初はいけ好かないやつかと思いきやてるてる坊主の着ぐるみ来てくれてるとこで一気に好感度上げてくるし、帆高くんに恋愛のノウハウを伝授するとこなんか27歳交際経験なし社会不適合童貞には刺さりまくるし、「一緒に逃げよう！」のとこでは完全に信頼しきった顔で帆高見てる顔が可愛すぎるし、元カノの下着まで身に着けて女装するし←！？！？！？！？！？！？？！？！？？？
なんなんだこいつは（CV.フィルマクスウェル）
あと「君の名は。」の瀧くんと三葉が出てきたのはサービス精神旺盛だなーと思ってたんですがエンドロール見てたら四葉や勅使河原名取の名前もあってびっくりしました。どこで出てきたんだ…もう一回見るか…。
しかしあれですね、「君の名は。」終盤で瀧くんが就活で面接繰り返してた時「東京もいつまでもこのまま残っているかわからない」ってのは伏線だったんですねー。
新海誠さんの作品は本物みたいに細かい都会の作画の美しさもあったと思うので、次回作以降も同じ世界線で作っていくつもりなら東京水没は結構思い切ったことやったなって思います。
大雨関係の生き物？の謎（触れたら割れる水球とか魚とか水でできたダイダラボッチみたいなやつとか竜とか）はこれからも明かされることはないのか外伝小説で補完するのか楽しみなところ。
というか隕石落ちるし東京水没するしやべーなこの世界
最後に映画館で買ったやつです。←オタクは戦利品を並べたがる生き物。
