まさか童貞のままEDを迎えることになろうとは…
えー、雫ちゃんに我が魂床オナを否定され自殺したのち再開したサクラノ詩ですが、やっと全章クリアしTRUEエンドを迎えました。←オタクはすぐに生き返る
途中Ⅴ章ED中電源が落ちセーブデータが飛ぶアクシデントもありましたが…。死にかけてたのは僕の股間じゃなくてPCだったっていう…←あなたの股間がボロボロなことには変わりないのよ
クリアしてしばらくは何も手につかなかったのですが、いつも通りネタバレ全開の感想を書いていこうと思います。結局全部でⅥ章あり、Ⅳ章以降はそれ以前の章をクリアするとメニュー画面に追加されていくという形式でした。
以下章ごとの感想です。三章稟ルート&鳥谷ルートまでの感想はこっちで。
あ、感想に入る前に。
真のヒロインはお姉ちゃんでした。
Ⅲ章 ZYPRESSEN
百合ルートばんざぁぁぁぁぁい!!!!!
はい、こちら氷川里奈(おまんこまさぐってる方)と川内野優美(おまんこまさぐられてる方)の完全百合ルートとなります。←うそおっしゃい
完全は言いすぎですが選択肢次第で濃厚な百合SEXが見られます。正直おちんぽじゅるるるるんしまくってくれた稟ルートよりも抜けました。ほんとこの世にちんこなんていらんかったんや←アンタふたなり大好きでしょーがよ
このルートのヒロインは里奈なのですが、話がほぼ直哉ではなくガチレズの優美視点で進みます。
この優美視点のシナリオがとてもおもしろい。里奈に対する幼少期の愛憎入り混じった感情、里奈を変えた「男」である直哉への複雑な思い、里奈の幸せのために何をすればいいのか、そんな女の子を好きで好きでたまらない女の子の葛藤がこのルートだけでこれでもというぐらい堪能できます。プレイ中のおもしろさはサクラノ詩で一番でした。
そして里奈は里奈で優美に対して過去の出来事から複雑な感情を持っています。寝ている優美に里奈が赤ずきんのお話を聞かせながら独白するシーンはCGも相まってすごく好きな場面です。
作中過激な発言(主にオナニーなどの下ネタ関係)を繰り返し、里奈を翻弄してきた優美ですが、里奈が(罪悪感から?)直哉ではなく優美を選んだルートでは里奈がドSに目覚めるので立場が逆転します。ほんとにここのエロシーンはおちんちんビックビク必至。
ただ百合ルートのラスト、里奈が他界してそうな雰囲気があるんですよねぇ…。稟と二人で下校する直哉を屋上から1人眺め、本を捨てる優美でこのルートは終わります。百合ルートの里奈はなんとなく破滅に向かいそうな雰囲気をもっていましたのでもしや…と。
でも影のある百合って最高じゃない?
三章 A Nice Derangement of Epitaphs
次に床オナニーを全否定したことで炎上必死(当ブログ見込み)のルートです。健全なオナニーを模索した結果野外でオナニーの見せ合いっこをするルートです。つまり野外の床オナだったら問題ないってかぁぁん!!?←突然キレだす膣内射精障害の図
ヒロインは夏目雫ちゃん。ですがこのルートのメインはもっぱら主人公の親父。
共通ルートで張り巡らされていた伏線がこのルートでごっそり回収されます。稟にはまだ何かあるだろうなーと思ってましたがその謎もここで回収されましたね。
直哉の描いた贋作に親父が銘を入れるところはサクラノ詩一番の名シーンではないでしょうか。主人公の父親への気持ちが一番素直に表れたシーンでもあると思っています。
共通ルート以降出番がなかった明石がこのルートでまた笑わせまくってくれたのもよかったですね。「櫻達の足跡」を完成させるヒントを得たときの明石が好きです。
雫ルートなのに雫の話を全くしていませんがぶっちゃけ親父がカッコよすぎて雫にはドエロな印象しか残らなかったよごめん雫…
まぁ野外でこんな挑発的な目でちんこ舐めるのが悪いよね。
IV章 What is mind? No matter. What is matter? Never mind.
親父の株がまだ上がる。
親父とかーちゃんの馴れ初め(というにはハードですが)がここで明らかになります。
どうでもいいことですが(僕的にはどうでもよくない)Ⅲ章までで14枠あったエロシーン回想が13枠まで埋まっており、てっきり親父とかーちゃんのセックスで最後が埋まるもんだと思ってましたがセックスはありませんでした。ふざけんなよ親父ィ…
藍お姉ちゃんのロリ時代のジト目が最高だったので許したぞ親父ィッ!!
V章 The Happy Prince and Other Tales
一番面白かったのがⅢ章里奈ルート、一番感動したのがⅢ章雫ルートならば、ここは一番苦しかったルートでしょうか。
シナリオはとても面白いものでした。稟ルートで胸糞キャラだった長山がまた出張ってきてイライラしましたが、吹とのプールをキャンパスにした絵画対決、圭をきっかけに再び絵を世に出す決心する直哉など、胸が熱くなる展開がたくさんありました。
だからこそ、圭の死によってここまで積み上げられてきた幸福な日常がすべて崩れ去るのには心が痛みました。
ゲームを始めたときは、圭がここまで直哉に、物語全体に深く影響を及ぼしてくるキャラクターなどと考えていませんでした。
彼の死によって直哉は再び筆を折り、稟は失っていた「呪われた画家」としての才能を取り戻します。墓地での稟と直哉が寝そべるシーンなんかは、プロローグでの圭と直哉を連想させ、櫻の木の奇跡なんかで圭が蘇ったりするんじゃないだろうかとかうっすら考えていた私に圭の死をドストレートでぶち込んできました。
ちなみにここで最後のHシーンが待望の藍お姉ちゃんで埋まりますが、そのシーン、圭の死の直後であり全く抜く気分になれないという大問題を抱えております…。
あとから抜けばいいじゃないって?初プレイ時の興奮って大事よ?
VI章 櫻の森の下を歩む
圭の死後、筆を折り弓張学園で非常勤講師として働く直哉のお話。ここまでの話の流れとして、プロローグ⇒Ⅰ章⇒Ⅱ章(⇒Ⅳ章)⇒Ⅴ章ときていますので直哉はまだ誰とも付き合ったことがありません。さらに言えば童貞。
あ、僕も童貞です。
さらに言えばここまででH回想がすべて埋まっておりⅥ章はHシーンなしでございますが、桜子ちゃんはちゃんと乳首とおまんこが丸見えの抱き枕カバーが発売されていますので、乱れる桜子ちゃんが見たい方はそちらをってことでしょう。
ふむ。これならHシーンなしにブチギレた我が愚息も満足するじゃろうて←じゃろうて?
このシナリオでは直哉以外のキャラクターは皆弓張を去り、残った直哉は同じく地元に残った学生時代は特に仲が良かったわけではないような同級生とたまに飲んだりしながら働いているという地方の地元に就職したやつあるあるな生活を送っています。←嫌なあるあるですね!
今の僕が実際そんな感じで…
こういうところでザクザクダメージがくる。
美術部の復活、「櫻達の足跡」を巡る事件で直哉は再び芸術家としての才能を見せ、物語は終わりを迎えます。それは僕が期待していたような展開ではありませんでした。(当時の美術部メンバーがまた揃って何かを完成させるみたいな皆が救われそうな展開を期待していた。)
作品のテーマ「幸福の先への物語」も、あまりに不幸が大きすぎて納得できていないというのが正直な感想です。
TRUEルートの稟は世界で画家として活躍、雫はその付き人でしょうか。雫は感情が死んだような口調になってしまい、稟も直哉の絵の評価を口にしてはいるものの、かつてのような温かさは感じられません。この冷え切った2人が、TRUEルートの後味の悪さの象徴のような気がします。
2人とも直哉と結ばれた個別ルートでは特にドエロで感情豊かだっただけに、この落差にはビビります。今の彼女たちの物語は幸福なのかどうか。
しかし、彼女たちが戻ってこれる場所として、弓張の地を守り続けると決めた直哉。同じく皆の帰る場所として、夏目の屋敷を守り続け、直哉のことも見守り続けてきた藍。この二人が櫻の森の下を歩くEDは本当に素晴らしく、美しいものでした。
フリッドマンに礼を言い、稟への伝言を頼むシーン。素晴らしき日々のラストシーンを思い出させますね。ここもとても好きなシーンです。
「サクラノ詩」にはオカルト要素はあれど「素晴らしき日々」のような大どんでん返しな展開はありませんでした。しかし、共通ルートで張り巡らされた伏線とその回収、他者と因果を交流させることによってさまざまな作品を生み出し他者を救っていく主人公直哉の魅力、激シコなセックスなど、多くの魅力にあふれた作品でした。
画家や文学、哲学などの学がある人ならばさらに楽しめると思います。
余談ですがこの作品、抱き枕カバーめっちゃ出てます。
私の抱き枕カバー画像収集フォルダからサクラノ詩だけで集めてもほらこんなに←そんなモン作ってるからお前は童貞なんだ
特典もの以外は公式通販も行ってますので、抱きマクラーにも優しいゲームとなっています。←抱きマクラーってなにさ
さすがメーカー名が「枕」なだけあるでぇ…←また真理にたどり着いてしまったな・・・