注意:この記事は先日公開された映画「トランスフォーマー 最後の騎士王」の感想になります。
公開初日に観に行ったものの感想まとめるのが2週間後になってしまいました。
前作「ロストエイジ」が今までのハリウッドトランスフォーマー史上最高の面白さだったことに加え、超面白要素(後述)満載の内容ということで、そりゃもう期待に胸を膨らませ観に行きました。
感想に入る前にさらっと今までのハリウッドトランスフォーマーの流れを確認したいと思います。
〈一作目 トランスフォーマー〉
惑星サイバトロンでなんだかすごい物質「オールスパーク」の力でトランスフォーマーが生まれたよ。
トランスフォーマーは正義の軍団「オートボット」と悪の軍団「ディセプティコン」に分かれてオールスパークをめぐって戦争してたけどうっかりオールスパークを宇宙にどんぶらこ。惑星サイバトロンアボン。
なんやかんやで地球に流れ着いたオールスパークを追ってきたトランスフォーマーたちだけどオールスパークはディセプティコンのリーダーメガトロンと一緒にアボン。
困ったオートボットのリーダーオプティマスプライムはこう言った。「もうみんなで地球に住めばいいじゃん。」オゥ・・・ジャズ・・・
〈二作目 トランスフォーマーリベンジ〉
人間とオートボットは協力してディセプティコンの残党狩りとかしながら仲良く?暮らしていたけれどある日偉い人が「ディセプティコンがいつまでも地球にいるのはオートボットがいるからじゃね?」とか言い出すからオートボットがおこ。
酷い言いがかりを受けたオートボットたちは仕方なく宇宙に帰ろうとするけど同時期に宇宙からめっちゃ強いディセプティコンが来て太陽ぶっ壊そうとするわ前作で倒したはずのメガトロンは海の底から復活するわで人類大ピンチ。
結局やっぱりオートボットに助けてもらって人類は滅亡の危機から救われたよ。メガトロンはどさくさにまぎれて宇宙に逃げてったよ。破壊大帝(笑)
〈三作目 トランスフォーマーダークサイドムーン〉
実は一作目より前にオートボットの宇宙船が月に来ていたことが判明。後付設定とか言うな。
中にはオートボット伝説の戦士センチネルプライムが眠っていると知りウッキウキで助けに行った我らが総司令官オプティマスプライム。
なんとか月から地球まで運んでなんとか蘇生作業に成功。しかしセンチネルはメガトロンと手を組んで人間を奴隷化しようとするわサイバトロン星を地球までワープさせるわオートボットの仲間殺すわの大暴れ。オプティマスプライム激おこ。センチネルをぶっ殺す。ついでにメガトロンもぶっ殺す。これで地球は平和になったはずだぜ第一部完。
もともと三部作で終わるつもりだったけど売れたから作るよ新三部作の一作目。。
人類のオートボット追い出そう派が大暴れして人造トランスフォーマー開発するわオートボット捕まえて公開処刑動画アップするわでオートボットブヂギレ。
さらに宇宙から謎の賞金稼ぎトランスフォーマーがでっかい宇宙船でオプティマスプライムを狙いにくる。賞金稼ぎに負けたオプティマスはでっかい宇宙船の中に捕らえられてしまうがそこで何故か捕らえられていた超強力恐竜軍団と意気投合してドッタンバッタン大騒ぎ。
またまたちゃっかり復活して人造トランスフォーマー軍団操ってイキってたメガトロン様は恐竜軍団従えて宇宙船大破させてきたから脱出してきたオプティマスにボコボコに。謎の賞金稼ぎもボコボコに。
自分を捕らえるよう依頼したのが創造主だったことを吐かせて賞金稼ぎをぶっ殺したオプティマスプライムは、創造主に「逃げんなよ今から〇しにいく」と啖呵切って宇宙の彼方へ。
それではここから映画.comで公開されていた「最後の騎士王」あらすじになります。
地球上に存在するあらゆるマシンに変形する金属生命体トランスフォーマーが、太古の時代から地球の歴史に干渉してきたという、新たな真実が明らかにされる。トランスフォーマーの起源であり「創造主」と呼ばれる異星人が、惑星サイバトロンの再生と地球侵略を計画。それを阻止すべく旅立ったオプティマス・プライムだったが、創造主に捕えられて洗脳されてしまい、人類を滅ぼすべく地球に舞い戻ってくる。一方、オプティマスが不在中の地球では、バンブルビーがオートボットの新たなリーダーとなり、復活したメガトロンとディセプティコンに対抗していた。バンブルビーらオートボットと行動をともにするケイド・イェーガーは、孤児の少女イザベラを助け、謎の英国紳士バートンの導きによってイギリスに向かうが、バートンのもとでオックスフォード大学の教授を務める女性ヴィヴィアンと引きあわされる。バートンは、ケイドとヴィヴィアンに、これまで隠されていた真実を明かすが……。
えー…最初に話したこの映画の超面白要素(当ブログ調べ)なんですが、
なんとトランスフォーマー達はアーサー王伝説の時代から地球に住んでいて歴史が動く大きな戦いの裏には常にトランスフォーマーがいたけどそれは今まで巧妙に隠されてきたんですよ!←んな馬鹿な
さらにさらに!前回あんなにかっこよく啖呵きって宇宙に飛んでいったオプティマスプライムがなんと洗脳されて帰ってきちゃうわけですよ!←洗脳悪堕ち大好きマン
このどっから突っ込んでいいかわからないあらすじに私はもう大興奮。悪堕ちオプティマスがどんな活躍をしてくれるかわくわくしながら映画館に行きました。←クソアニメ見る感覚でハリウッド観に行くのやめーや
まさかSM調教で90分使うと思わないじゃん?
えー予告で人類を滅ぼす!とか言っちゃったオプティマスですが映画冒頭で創造主に捕らえられてからは拘束されて電流流されたり顔面ひっぱたかれたりと調教シーンに思ったより時間がかかりまして・・・←なぜそこに力を入れた
完全に洗脳完了して地球に姿を現したのはなんと後半。しかも数分で洗脳解ける体たらく・・・。←創造主さん調教の才能なさすぎちゃう?
ま、まぁ洗脳解けてよかったねオプティマス・・・と思ったらお前のせいで地球やべーぞどうしてくれると味方からフルボッコにされる始末。。。
ほんこれ。
カッコいいキービジュアルに反して今回ホントかわいそうな役回りでした総司令官。悪堕ちさせるならもっととことん悪堕ちさせてあげたほうがよかったと思うんですけどまぁやりすぎると味方側に戻らせにくいってのもあったんですかねー。
一応最後に活躍の場はあったのが救い。一閃で敵の合体トランスフォーマーを亡き者にするあたりなんかは震えました。メガトロンとのやりとりもよかった。
メガトロン「俺達昔は兄弟だったじゃん!?」
オプティマス「昔はな(ドガッバキッボゴッ)」
破壊大帝ェ・・・
今回のMVPは間違いなくこいつでしょう。バンブルビー。
近作のこいつはやばいです。
まず冒頭の戦闘。ばらばらにされたと思ったらまさかのターンX化。ここでおおっ!っとなったのは僕だけじゃないはず。
そしてオプティマス戦です。最初はオプティマスを正気に戻そうとケイド(人類側の主人公。前作もいた。)を守りつつ必死に彼に想いを訴え続けるんですが、ケイドと地球がいよいよ追い詰められたときには覚悟完了、戦闘モードになってオプティマスを全力で殺りにいきます。ここのバンブルビーの心の切り替えというか決意が現れるところが地味ながらすごくいい。戦闘モード時にバイザーが下がるというバンブルビーの特徴が上手く生かされた場面だったと思います。
あ、今まで声が出せずラジオの音声組み合わせて話してたバンブルビーですが、最後オプティマスを正気に戻すとき本当の声が出ます。そこでオプティマスが「この星に来て初めて君の声を聞けた」みたいなこと言ってたけどキミ一作目のラストで声出せてたよな?←そういう突っ込みはNG
前作あんだけ大暴れしたダイノボットが最終決戦で出番なかったのは残念でした。近作でもオートボットの隠れ家を襲撃したメガトロンがグリムロック見た瞬間撤退するあたりダイノボットはかなりの強者として描かれているんですがなぜか最終決戦では影も形もなく・・・チート過ぎて出番もらえなかったんですかね。ちびたちはかわいかった。
今回新登場の円卓の騎士のトランスフォーマーはもう存在自体が突っ込みどころ満載で面白いんですが12体合体でドラゴンになるってところに驚かされましたどうやってトランスフォームしとるねんおまえら・・・玩具がどう変形するのか見たい是非見たい。
創造主は申し訳ありませんがオプティマスにSMプレイしてたぐらいしか印象に残りませんでした・・・つーか調教も不完全だしわりとあっさりやられるし創造主不甲斐なさ杉じゃない?
メガトロン様はもっとがんばって
総評するとストーリーはなかなかに楽しめたのですが、悪堕ちオプティマスの活躍が少なすぎたのと、今までより露骨な次回作への設定ぶん投げ(ユニクロン関連)が気になったかなーと。
しかしそもそも悪堕ちとかどうでもいい人や、三部作予定なんだからユニクロン関連の設定出したのは次回作匂わせる演出でいいじゃんと思う人も多いと思いますし、お勧めできる映画です。←そもそも悪堕ち楽しみにしてたのなんてあんたくらいじゃ
ただ前作の、「絶望的な状況に追い込まれてからのダイノボット軍団従えて反撃」の熱さは超えられなかったかな・・・とも思うので、これは次作に期待したいところです。
オチが思いつかなかったので悪堕ち総司令官置いときますね。